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グランドジャンプ連載陣

#2 チャレンジの場、プレップスクールへ

──今回の奨学制度では、アメリカのプレップスクールへ約1年の派遣を予定しているそうですが?

最初は大学への派遣も考えたんですがNCAAでは最低限の学科成績を収めていないと公式戦でのプレイができないんです。そうすると語学がネックになってくる。プレップスクールという のは日本では馴染みがないでしょうが、私立の大学準備や、より高度な教育を受けるため、高校を卒業した学生が通う学校です。語学を学びながらバスケットの練習ができるので、NCAAやそ の上のプロをめざす留学生も数多く在籍しています。

──プレップスクールからNCAAやプロに進む道は、あるんでしょうか?

プレップスクールには大学コーチなどがスカウティングに訪れます。コーチの目に留まれば、大学からの運動部奨学金を受けるチャンスが得られNCAAでのプレイの可能性が出てきます。

──あくまでもチャレンジの場?

そうですね。だからプレップスクールに入ることが最終目的ではなくて、そこでスカウトの目に留まって大学に進むことが当面の目標になるでしょうね。僕に出来る事はその場を提供するだけで、その後のチャンスは自分で掴まないといけない。

──ある程度の覚悟が必要だと。

だから、応募される方はアメリカに行けば何とかなるかもとか、自分探しで行ってみたいとかの理由では、ちょっと(笑)…って気はしますね。