NBAという大きな夢を追いかけたい!! ───
※このインタビューは08年6月に行われました。
谷口大智選手とは

奈良県出身/上牧小6年生の時に全国ミニバス大会に出場し、191cmという稀に見る長身が注目され、“ビッグ・ダイチ”というニックネームがつくほど。上牧中では2・3年次に全国中学校大会に出場。洛南高では1年生からスターターとして活躍し、昨年と一昨年のウインターカップ2連覇に大きく貢献。体を張ったインサイドと柔らかいシュートが魅力。
――合格おめでとうございます。
「ありがとうございます。本当にうれしいです」――実際に合格の通知を聞いた時は、どんな気持ちでしたか?
「合格するかはわからなかったのでドキドキしていましたが、通知が来た瞬間『よし、アメリカに行こう!』という気持ちになりました。ここで不合格だったらアメリカに行きたいという夢はあきらめようかなと思っていたんですが、受かったということは可能性があるのかなと見てくれたので、本当に頑張ろうと思います。」

――実際にサウスケントスクールに行った時の状況を教えてください。
「環境は自然がいっぱいで、無駄に遊びに行ったりする心配もないのでよかったと思います。向こうはシーズンオフで自由練習だったんですが、コーチが選手たちをピックアップしてゲームをしました。相手は自分より大きい選手が2人と、あとは自分と同じか少し小さいくらいでした。今までアジアジュニア選手権や日本でもセネガル人留学生と対戦していましたが、比べてもパワーが違いましたね。インサイドではまったくプレイできなかったんですが、3Pやドライブは何とかできたので、そこをもっと磨いていきたいと思います。コーチには2番(シューティングガード)からセンターまでやれる選手を目指しなさいとアドバイスされたので、それに応えられるように努力したいと思います。」――ジェファーソンコーチの印象はどうでしたか?
「すごく良かったです。1人1人をしっかり見てくれていて、その選手のプレイスタイルに合った大学を見つけてくれていたり、アドバイスなども積極的にしてくれるので、しっかり付いていきたいと思います。」
新ヘッドコーチ
ケルビン・ジェファーソン
Kelvin Jefferson
コルゲート大学を始め、大学でのアシスタントコーチの経験を13年持つ。現役時代はサザンコネチカット州立大学でキャプテンを務め、4学年時に、ニューイングランドカレジエイトカンファランス(NECC)でリバウンド王に輝くスター選手。
――今後の目標、そして将来的な夢を教えてください。
「ミニバスの時から『NBA選手になりたい』という大きな夢を持っていましたが、中学や高校に入って現実の生活を送っていると、その夢が少しずつしぼんでいってしまうような感じがしていました。でも奨学生に合格したことで、アメリカでチャレンジできるチャンスをもらえたし、NBAというのはおこがましいかもしれませんけど、自分は最後まで追いかけていきたいです。あと、日本では『大きい大きい』とずっと言われて少し肩をすくめていましたが、アメリカではそう言われないと思うので、胸を張って行きたいですね(笑)。」