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レベルの高い人たちとやるっていうのは、すごく楽しみです。───

※このインタビューは09年5月上旬、関東大会千葉県予選中に行われました。

矢代雪次郎選手とは

1992年2月15日生まれ/174cm、68キロ/千葉県松戸市出身/相模台小→松戸一中→流経大柏高/広い視野と思い切りの良さを武器に、チームの司令塔として活躍。流経大柏高を千葉県新人戦、関東大会予選ベスト8に導いた。

――この「スラムダンク奨学金」に応募したきっかけは? また、どういったイメージがありましたか?
矢代 このスラムダンク奨学金のことを聞いたのは、親からでした。じゃあダメもとでもいいから挑戦する意味でもいいかなと思い応募してみました。『スラムダンク』は初めて読んだ時に感動して、それでバスケをやろうと思ったので、その『スラムダンク』の奨学金に応募して合格したことはすごくうれしかったです。バスケを始めた頃からアメリカに行ってやってみたいなということは心の中にあったので、実際こういう奨学金があってすごくよかったです。
――そもそもバスケットを始めたのは、いつからですか?
矢代 始めたのは小学校3年生からなんですけど学童の方に行っていて、お兄さんたちに遊びで教えてもらっていました。本格的に始めたのは中学校の頃からです。
――小学生の時は、ミニバスチームには入っていましたか?
矢代 そうですね、入ってないですね。遊びで。身体が弱かったので、水泳をやっていました。水泳と遊びのバスケットのお陰で、ずいぶん丈夫になりました。
――バスケットに初めて触れ合った時の印象を覚えていますか?
矢代 すごく楽しいしかもう頭になくて、毎日やっていました。バスケはもうずっと楽しいものだなって感じていました。

ケルビン・ジェファーソン、
サウスケントスクールバスケットボール部ヘッドコーチより

サウスケントスクールはスラムダンク奨学金プロジェクトが3期目を向かえられることをとても喜んでいます。また井上先生の支援の下、2009-2010シーズンを迎えられることを楽しみにしています。3期生合格者、矢代雪次郎君は手堅く、成熟した、とても知的な選手だと思います。彼は、シュート力があり、ミスは少ない選手です。高いレベルで、ポイント、シューティング、どちらのガードポジションもこなせ、サウスケントスールにとって戦力になると期待されます。矢代君はボールハンドリング力で、プレイを作り、他の選手をオープンにする力やジャンプショットを決める力を持ちます。彼の練習熱心さと競争心も我が部にとって大きな戦力となることでしょう。

――中学校の時のバスケットの成績は?
矢代 成績は県大会も出ていないです。市選抜の方で少し選んでもらって、県で3位になったのが最高ですね。
――プレイしていて一番楽しいなと思うことは何でしょうか?
矢代 レベルの高い人と戦うのが自分は好きなので、やっぱりアメリカ行ってレベルの高い人たちとやるのっていうのは、すごく楽しみです。
――プレイとしては自分で行く所と周りを生かすプレイがはっきりしていて、状況を良く見てプレイをしているなという印象がありましたが、自分で心がけているのですか?
矢代 そうですね。自分で行ける時は行こうと思ってるんですけど、やっぱりそういうわけにもいかないんで、そこはしっかり周りを使おうっていう気持ちでやってます。
――例えば相手が自分よりも大きかったり、スピードのある選手に対してはどういうプレイをしますか?
「そういう時は自分のできることを一生懸命やるしかないと思います。自分ができないことをやろうとするのではなく、できることを全部全力でやろうと思っています。」
――あまり外のシュートは今のチームでは打ちませんよね?
「そうですね。チームの中に外角のシュートを打てる選手がいるので、外のシュートは任せて、周りを生かしていこうという気持ちが強いですね。」