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『カルロファミリー』【45P】
蒼井創真(23歳)──京都

受賞作を読む!

あらすじ
国一番のマフィア・カルロファミリー。その次期ボスとされているオットと、彼の付き人を任じられた12歳のルカ。オットはマフィアとしては致命的な銃嫌いで締りが悪い。ルカはそんなオットを中々信用出来ずにいて…。

編集部講評
もう少し読みたいなと思わせる主人公を含めたキャラクター描写が群を抜いていた。アクションシーンもここで盛り上げるんだ!という気概を感じた。構成力を磨いていく事で、物語として説得力が生まれ、キャラクターの魅力をもっと引き出せるので、プロットの段階から意識してほしい。

『~『ゴルデネ・ペリオード』黄金時代~』【32P】
うきくさななし(29歳)──京都

あらすじ
1890年代ウィーン。そこで出会った画家志望のレオンと、ヌードモデルなどをして日銭を稼ぎながらひっそりと絵を描いていたジョシュア。2人は絵を描く事を通して、次第に友情を深めていくが、その関係に暗雲が立ち込める事態が発生して…。

編集部講評
難しい題材だったが、画力の高さや構図作りの上手さも相まって、高い熱量を感じる作品。ただ、描きたい事が先行しすぎて読者を置いていってしまっている。自身の描きたい事と物語を通して読者を楽しませる事、このバランスを常に考えながらネームを作ってみてほしい。

編集部総評

今大会は、テーマやジャンル・応募者のバックグラウンドもバラエティ豊かで、描きたい事へのエネルギーを原稿に思いっきりぶつけている作品が多かった。その一方で、想いが先に行き過ぎて読者に伝わりづらい構成やセリフ回しになっている作品もあった。もちろん、自身の描きたい事を熱量をもって原稿に取り掛かることは大切だが、それと同じくらい読者に伝えることも重要。気持ちをぶつけるだけではなく、読者とのコミュニケーションであることを忘れずに、どうすれば分かりやすく自分の想いを伝えることができるのかを、自身の好きな人気作品を参考書として考えてみてほしい。次回も沢山のご応募をお待ちしております!

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