『僕のドグマ95』38P
平瀬けい(23歳) — 徳島
受賞作を読む!
あらすじ
幼い頃から映画監督に憧れるアキオ。両親からも夢を応援され成長し、専門学校で映画について学ぶ日々。しかし、ある日突然母がALSと診断されてしまう。そんな中、母がアキオに求めたのは自身の映画を撮ることで…!?
編集部講評
卓越した画力と表情描写、独特の間や空気感に確かな才能を感じた。一方、結末に関わる母親の動機が曖昧で読者に読み取ってもらおうとしすぎる部分も。読者への伝わりやすさと企画性をより意識して次回作を作っていって欲しい。

『妙なる恋煩い』28P
上原とうふ(17歳) — 韓国
受賞作を読む!
あらすじ
妙子と淳は隣人から見ると普通の夫婦。しかし、妙子は淳から酷い暴力を受ける日々を送っていた。そんな辛い日常の中、妙子はある決心をするが…?
編集部講評
17歳とは思えない丁寧な作画や台詞回し、画面作りに強い将来性を感じた。一方、人物の感情や関係の掘り下げにはやや粗さも感じるのでじっくりと基礎力を高めていって欲しい。

『おさめちゃんは甘がみたい』20P
ウィン号WINGO — 大阪
受賞作を読む!
あらすじ
サメの人魚・おさめちゃんは、人間たちの世界に行くため、たこの人魚に足を付けてもらうよう頼む。その目的は人間の筋肉を甘嚙みすることで――!?
編集部講評
デフォルメされたキャラが非常に魅力的だった。しかし、物語の目的に共感しづらい構成で、コマ割りに冗長な部分も感じるので、読者の存在をさらに意識した物語造りに期待したい。

『空っぽのキャンパスに色を塗って』20P
ヌーランの森へ(20歳) — 福岡
受賞作を読む!
あらすじ
イラストレーターになる夢を持つみお。同じ夢を持ちながら自分より絵の上手い同級生に対して複雑な感情を抱き…。
編集部講評
人間の内面を描く意識があり、伸びしろに期待。今後は自分の描きたいものと読者の興味を結びつける意識が必要。
『IKICHIN』52P
斉田匡史郎(30歳) — 石川
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あらすじ
ある日、巨大怪獣が突然出現。世界が混乱に陥る中主人公は童貞を捨てようと奮起するが…!?編集部講評
後半のギャグ展開は楽しめるが、そこに行きつくまでが冗長に。読者に提示する情報の取捨選択を心がけて欲しい。
編集部総評
今回の漫画賞はジャンルや画風に幅があり、それぞれの個性や描きたいものが明確に表れた将来性を感じる作品が揃いました。一方、雰囲気やドラマ性を表面的に提示するだけで終わり、魅力を読者へ伝えきれていない作品も目立ちます。自身の強みを生かしつつ、読者を物語へ引き込みエンタメとして最後まで楽しませる構成力や演出力を磨いていってください!!
