強化テーマ:恋愛
『ランチは15時の公園で』【25P】
シノダ桃庫(45歳)──長野
あらすじ
他人に頼るのが苦手な会社員の菅野は、今日も仕事を抱え込み、昼休みに入れたのは、飲食店の閉まった15時過ぎ。缶コーヒー片手に迷い着いた公園で独り言の多い不思議な女性と出逢いランチをすることになったが…?
編集部講評
ミステリアスな夫人に優しくされる男性主人公というキャラ設定が良く、それを堪能させる画面の雰囲気が素敵だった。女の子をより輝かせる画力を磨きつつ、どんな人に読んでもらいたいのかを企画段階から一層練ってみてほしい。
『気をつけよう!! 内蔵系の病気!!』【24P】
ten(19歳)──広島
あらすじ
殺した勇者の数は百を超える魔王ブルース、御年152歳。そんな魔王を苦しめたのは内臓系の病気だった。魔王は四天王カルロスの薦めで、まったく知らない「病院」というものに初めて行ってみることにしたが…。
編集部講評
勢いよくコントのような物語で楽しく読むことができた。中盤からの軽妙な語り口やギャグはエンタメになっていた。今後はどんどん描くことで人物描写や物語構成、商業誌での作品作りを磨いてほしい。
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『和の心』【40P】
浅香真(37歳)──長野あらすじ
呉服屋で働く鹿ノ子は店長の青海から叱咤激励を受ける日々を過ごしていた。そんなとき、店に参議院議員時代の網代かごめがやってきて…!?編集部講評
「着物」という題材を選んで描いた点で好印象。題材をより面白く伝えるための画力、主人公を通した「仕事」を伝える物語構成を磨いてほしい。
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『動物刑事』【58P】
リック・ベッジオ(39歳)──静岡あらすじ
刑事課動物対策係で働く美濃と高橋は、ある事件をきっかけに自分たちの父親が所属しているかもしれない畜産連合に乗り込むことにして…?編集部講評
世界観は面白かった。その一方で、アイデアを伝えるためのページが長かった。より短いページ数で伝えるためにネームを意識してほしい。
編集部総評
今回はやや低調な回だと感じました。ただ、そんな中でも個性的な作品が多く、読みごたえはありました。自分の描きたい事がまとまっているという点はとても良いことだと思いますので、どんどん描いてほしいと思います。一方で、読者に対して、自分の描きたい事をどう伝えるべきかをしっかり考えて、企画・ネームを作ってほしいです。企両については、本漫画賞は強化テーマを設定していますので、それを参考にしても良いと思います。次回も沢山のご応募をお待ちしております!!